診察はご予約の患者様を優先しております
フィラリア症による肺高血圧症、僧帽弁閉鎖不全症、三尖弁閉鎖不全症、動脈管開存症、肥大型心筋症、肺動脈狭窄症、右室二腔症、大動脈狭窄症、心室中隔欠損症などの心疾患、心房細動、期外収縮、房室ブロックなどの不整脈疾患の動物たちが来院します。X線検査、心電図検査、心エコー検査により、正確な診断のみならず、外科・内科を含む治療を実施しています。
本症例は、腹腔内にも1隻迷入していました。
3ヵ月齢の猫(ペルシャ・シャムmix)、雌。重度の大動脈弁下狭窄症であることが分りました。左では大動脈弁より左室側に構造物があることがわかり、右はその構造物から血液の速度(5.5メートル/秒。通常2メートル/秒以下)が速くなっていることが示されています。
15歳の雑種犬、雄。腫瘍による心膜水(心臓の周りの水)が貯留し、慢性の心タンポナーデ(心臓の圧迫)を起こしています(左は、顔面を中心とした全身の浮腫。右はエコー写真で赤矢印がタンポナーデを表しています)。現在、定期的な心膜穿刺と内科的治療により良好な経過を得ています。